強迫性障害では、意味のないことだと分かっていてもその考えが頭から離れない。
分かっているけど何度も確認をしてしまいます。
外に出た時やトイレに行ったあとに、手に汚れが付いたのではないかと不安になって何度も手を洗ってしまう。
出かける時に窓を閉めたか、ストーブは消したかなどが気になり、何度も確認しないと気がすまない。
不快な考えや言葉が頭から離れない、といったことがしばらく続き、不安に感じて疲れてしまうかもしれません。
これらが日常生活にさしつかえるほどであれば問題になります。
治療としては原因となることを少しずつ我慢していく、例えば手が汚れたと思ったらその状態でいられる時間を少しずつ長くしていく、といった方法があります。
強迫症状やそれに伴う不安や恐怖を薬でやわらげることもあります。
他の病気の症状の場合もあるので、よくお話をうかがったうえで治療法を決めていきます。